回虫症

子猫の場合は元気がなくなり、便秘や下痢になります。
成猫の場合はほとんど症状が表れません。
回虫に感染したネコの便の中の回虫の卵がなんらかの偶然で口に入った事により感染します。
また、感染している小鳥やネズミなどを食べてしまうなどがあげられます。
猫回虫の幼虫は、猫の体の中を移動していきます。
胃で始まり(卵からかえる)→胃壁に侵入→肝臓→心臓→肺→気管→食道→胃→小腸(成虫)と移動します。
ごく一部は心臓から全身に分布・寄生してしまいます。授乳中の母猫では乳汁の中へ猫回虫が移動します。
特に猫回虫では幼虫が全身を移動しながら成長していくので、さまざまな症状が現れます。
例としては、下痢・嘔吐・貧血・肺炎・肝炎・麻痺・痙攣などが起こり、回虫の感染により宿主の抵抗性が低下して、その他の病気を併発したり、病状が重くなることもあります。
 
 
《 罹りやすい猫種 》
特定猫種なし