乳癌
猫の乳がんは、7~9割が悪性で、リンパ腫などの造血系腫瘍・皮膚腫瘍に続いて発生の多い腫瘍です。
発生は、1から2歳程度の若い猫にも発症し、主に不妊手術をしていない猫に多く見られるようです。
乳腺腫瘍が発生する場所は一定していなく、不妊手術をしていない猫に多い事からホルモンの作用によって引き起こされると考えられています。
症状は痛みがあまり無い為によほど大きくならないと発見されにくいため、日常の中でペットのブラッシングやシャンプーの時に乳首の周りを注意深く触ってみると「硬いしこり」が分かります。
症状が進むと細菌の感染などにより患部が潰瘍をおこし出血したり、悪臭がするので分かりますが、その場合は手遅れの事が多いため、早期発見が大事となり、肺への転移も早いので注意が必要です。