心筋症
いつもと比べて元気がなくなったり、空咳をしたり、さらに進行が進むと運動をしたがらなくなり、動こうとしなくなります。
心筋症は心臓がどんな異常を起こしているかによって3つに分けることができます。
心臓の筋肉がどんどん厚くなる「肥大型心筋症」、逆にどんどん薄くなって心臓が大きくなってしまう「拡張型心筋症」、心臓がうまく広がる事ができず、働きが低下する「拘束型心筋症」の3つのケースです。
どの場合でも血液が心臓から、出なくなって全身の臓器が弱まっていきます。
*肥大型心筋症
比較的若い猫がなりやすい心筋症です。血栓ができやすくなり、嘔吐することもあるようです。
*拡張型心筋症
中年以上の猫に多い心筋症です。猫種でいうと、アビシニアン、シャム猫、ビルマ猫などが、なりやすいといわれています。
この心筋症は、体温が低下し、脱水症状を起こすことがあるため、注意が必要です
*拘束型心筋症
割と老齢の猫に多い心筋症です。
心臓の内部を覆っている繊維質の膜が厚くなることで、充分に左心室が広がらなくなってしまい、心筋症になります。