心筋症

心筋症とは、心臓の壁である心筋の肥大・変性によって起こる心臓の病気です。
心筋症には心筋が薄くなる「拡張型」、分厚くなる「肥大型」、硬くなる「拘束型」があります。
拡張型心筋症は、雌犬より雄犬で多く発症します。
症状は元気がなく、疲れやすい、肺や腹部に液体が溜まり腹部が腫れることもあります。
大型犬種で発生が多いようです。
肥大型の症状は運動に耐えられなくなります。
拘束型は心不全になりやすい。
ボクサーやドーベルマンはうっ血性心不全で突然死することもあります。
心臓は全身に酸素や栄養を送るポンプのような役割を担っていますので、心筋症によって異常が発生すると機能低下は免れません。