キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  Cavalier King Charles Spaniel  


 原産国    英国
 起源            17世紀
 寿命            9~14年
 体重            6~8kg
 体高            30~33cm
 
《 特徴 》
キングチャールズ・スパニエルはスパニエル系祖先の小型版といったところですが身のこなしが優雅で飼い主に忠実な犬種です。スパニエル系と狆などの
東洋犬を掛け合わせて誕生したといわれています。
チューダー王朝時代には「癒しのスパニエル」とも呼ばれ、誰からも愛され大変人気のある犬種でした。

18世紀にチャールズ2世がこの犬種に夢中になって国務を疎かにして糾弾されるという歴史の一幕もありました。後に彼の名前を取って「キングチャールズ・スパニエル」として広く知られるようになりました。
時代とともに短めの鼻のスパニエルが好まれるようになりますが、初期の巨匠の名画に描かれている可憐な古き良き時代のスパニエルを復活させるべく個別
繁殖が行われました。そしてキャバリアキングチャールズ・スパニエルが作出され、
1945年に独立した犬種として認められました。

コートは長く絹状で毛色は黒褐色、ルビー、ブレナム(黄金色)三色の
4種類があります。
性格は活発で明るく、愛情深く友好的です。
 
《 出産と子犬 》
2~6頭の子犬を産みます。
 
《 かかりやすい病気 》 
遺伝的な病気として魚鱗癬、眼瞼内反症、白内障、心内膜症などがあります。特に心内膜症はよくみられる遺伝病です。
その他、糖尿病、僧帽弁閉鎖不全症、膝蓋骨脱臼などにも注意しましょう。
抜け毛が多いのも特徴です。耳が長く垂れているので耳の掃除をこまめにしましょう。