《 特徴 》
チワワは現在認められている中では世界で最も小さい犬です。9世紀頃メキシコ周辺を支配したトルテック族が聖なる犬として飼育していたテチチがその祖先にあたるといわれています。このテチチと中国人が連れてきたといわれる犬と交配させて現在のチワワに発展させたと考えられています。
1530年に建てられた修道院にチワワによく似た犬の姿が残っていたり、当時のモンテズマー一世が建てた宮殿の廃墟に近い遺跡でも彫刻が発見されています。チワワに似たこれらの犬たちは宗教上で重要な存在であったと伝えられていて、墓の中で飼い主と一緒に埋葬された犬の骨も発掘されています。
その他にもチワワの起源については様々な説がありますが、チワワが初めてアメリカ合衆国に輸出されたのは1850年でした。この時輸出したメキシコの州名からチワワという名が付けられ、それが広く世界に普及するきっかけとなりました。チワワは上品で小柄でありながら、がっしりとした体型をしています。すばやく、軽快な動きをするのが特徴です。光沢のある柔らかい短毛のスムースタイプと柔らかくまっすぐかウェーブのかかった長毛で耳に飾り毛があるロングタイプがあります。チワワは飼い主だけに忠誠心を向け、見知らぬ人にはなつかないといわれます。
活発な犬ですが室内を走り回るだけでも1日に必要な運動量をこなすことができます。
寒さには弱く、屋外で飼える犬ではありません。