《 特徴 》
チャウチャウはスピッツの特質を幾つか持ち合わせていますが、スピッツの祖先犬から発達したのか、チャウチャウがスピッツの祖先なのかは分かっていません。
古代犬の体形を持っており、チベタン・マスティフとの混血説やサモエドとの混血説などもあります。独特な風貌を持ち寺院の警備犬や、皇帝の狩猟犬として
活躍した経緯があります。
最大の特徴は青紫色の舌と棒状の後脚です。被毛は厚く、ふわふわとしたダブルコートです。毛色は単色の白、クリーム、ブルー、フォーン、赤、黒などがあります。やや小さい丸みを帯びた耳の周りにはライオンのタテガミのような飾り毛があり
ます。
性格は意志が強く頑固な面があります。番犬には向いていますが、感情が控えめで警戒心を持っていますので、幼犬期から訓練やしつけをしっかりすることが大切です。
チャウ・チャウという名前には東洋の骨董品、珍品という意味があり、18世紀後半に中国からイギリスに持ち込まれました。そして19世紀後半にビクトリア
女王がこの犬種に関心を持ったことで人気が高まり、現在はアメリカでの人気犬種の上位に入っています。