コロナウイルス
コロナウィルスに感染することによって起こる消化管の病気です。
感染力が非常に強く、感染した犬の糞便、嘔吐物などから感染します。
このウィルスが体内に入ると小腸で増殖して腸炎をおこし、元気消沈、食欲不振、嘔吐や下痢、脱水症状といった症状が出ます。
急速に元気を失って急死してしまうケースもあります。
症状はパルボウィルス感染症によく似ていますが、白血球減少は見られません。
潜伏期間は1~5日で発症します。
成犬の多くはコロナウィルスに感染しても無症状の場合がありますが、幼犬は症状が重くなることが多いので、要注意です。
しかしパルボウィルスとの混合感染も多くその場合は症状も重く、死亡率も高くなります。