肉芽腫(好酸球性肉芽腫症候群)
好酸球性肉芽腫症候群の症状は、脱毛したり、皮膚がえぐれたりする病気です。
症状の発生場所や状態によって無痛性潰瘍・好酸球性プラーク・好酸球性肉芽腫の3つに大別されます。無痛性潰瘍では、上唇がえぐれて盛り上がる症状があります。
下唇・口腔の粘膜・皮フなどにも発生し、初期では、赤く盛り上がり更には、膨らんで中心が白っぽくなります。無痛性潰瘍は痛みも痒みもなく、雌猫に多くみられます。
好酸球性プラークは、内股・腹部・後肢・首などにぼこぼこができ、その周辺が脱毛した状態となります。
猫は激しい痒みを感じてざらざらした舌で舐め続け、毛が無くなってしまいます。
さらに舐め続けると皮膚まで剥ぎ取られ真っ赤な肉が見えそうな状態にまで及んでしまいます。
好酸球性肉芽腫では、皮膚が線状に盛り上がって硬くなります(明白な線状を示すことから、線状肉芽種とも呼ばれています)。後肢の後面でよく認められますが、他の皮膚や口の中なども認められており、好酸球性肉芽腫には痒みがありません。