ハインツ小体性溶血性貧血(タマネギ中毒)
赤血球が破壊されることによる貧血の一つです。
タマネギを摂取すると、血液中のヘモグロビンが酸化し、形が変わります。
通常球体のヘモグロビンはギザギザした刺のあるハインツ小体に変化し、赤血球がこのハインツ小体に引っ掛かり溶血して貧血が起こります。
またハインツ小体はニラやニンニク、アセトアミノフェンを含む風邪薬などでも生成されます。
貧血は原因物質の摂取後数日で起きます。
症状としては食欲不振、脱力、粘膜蒼白などが見られます。
血尿が見られることもあります。
カレーやすきやき、ハンバーグなどタマネギの入った人間の食べ物や、人間用の風邪薬を与えなかったかなど注意が必要です。