肝炎・肝硬変
肝炎にかかると、脱水症状や食欲不振、ひどくなると嘔吐や下痢などを繰り返し、発熱を起こします。
肝臓の働きの低下により黄疸が現れ、口の粘膜や白目が黄色っぽくなったりすることがあるのですが、細菌やウィルスへの感染によるものが多いようです。
毒物や薬物なども注意が必要です。
また、殺中剤を食べて弱っているネズミを猫が食べてしまうと、さまざまな中毒症を引き起こし肝炎にもなりうるので、殺虫剤そのものだけの警戒は危険です。
肝炎は、肝臓の細胞(肝細胞)が炎症を起こし変性し、壊死する病気です。]
肝炎が悪化すると、肝細胞が繊維のような状態に変わり、肝臓の働きが大変悪くなります。
「肝硬変」というのはこのような状態をいいます。
猫は人間に比べて、肝炎や肝硬変にはなりにくいようですが、細菌やウィルスに感染したり、毒物や薬物を飲み込んだ寄生虫に感染したり、免疫に異常が生じたなどが原因となって、猫が肝炎になることがあります。