水頭症
猫の水頭症は犬に比べて発生率は低いものです。
子猫の頭部が異常に大きく、頭頂部の頭蓋が開いていたりする場合は、過剰に脳脊髄液が貯留している水頭症の可能性があります。
症状は急に興奮したり、一定の円を描いて回ったり、壁に頭を押しつけ、時には痙攣発作を起こしたり、失明したりします。
脳脊髄液が流れにくくなり大脳が圧迫されているための障害です。
後天性水頭症では、伝染性腹膜炎ウィルスなどによる感染からの併発や腫瘍・交通事故などによる頭部外傷があげられます。
先天性水頭症の原因は、胎児期に何らかの損傷が脳に起こる場合シャムネコなどにおいては、常染色体劣性遺伝形質を示す場合などがあります。