イタリアン・グレーハウンド
     Italian Greyhound    


 原産国          不明
 起源            古代
 寿命            13~14年
 体重            3~6kg
 体高            33~38cm
 
《 特徴 》
イタリアン・グレーハウンドはグレーハウンドを小型化して細身にした犬種です。
紀元前から地中海周辺などで存在していたといわれています。ただいつどこで小型化されたかは分かっていません。中世期には南ヨーロッパ中で飼われ、イタリアの王室や貴族に大切にされていました。
非常に感受性が強く、穏やかな性格で家族に対しては忠実ですが、他人に対しては距離を置いて近づこうとしません。
優雅で気品のある身のこなしが特徴でグレーハウンドと同じような走り方で最速のスピードで走ることができます。また美しい曲線的な腰のラインとバランスのとれた後肢を持ち、被毛は短くつややかで輝いています。

外で走り回ることが好きなのですが、寒さに弱く、またおとなしい性格から乱暴な犬や子供に怪我を負わされる場合もあります。
 
《 出産と子犬 》
3~5頭の子犬を産みます。
新生児はかなり小さく取扱いに注意が必要です。
 
《 かかりやすい病気 》 
てんかん、脚や尻尾の骨折、膝蓋骨脱臼に気をつけましょう。また目の病気として進行性網膜萎縮症があります。
他のサイトハウンドと同様、麻酔とフェノバルビタール(催眠・鎮静、バルビツール酸系抗てんかん剤)に敏感です。
 
被毛の手入れは時々のブラッシングで抜け毛を取り除く程度で充分です。歯も定期的に磨くことをお勧めします。