レプトスピラ症

レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌に感染することによって肝障害や急性腎不全などを起こす病気です。
感染しても特に症状が現れないこともありますが、重篤になると死亡することもあります。
症状は出血型と黄疸型があります。出血型はレプトスピラ・カニコーラという菌に感染して起こります。
高熱、食欲不振、結膜充血、嘔吐や血便、末期には脱水や尿毒症を起こし、高い確率で死亡します。
黄疸型はレプトスピラ・ヘクテロヘモラジーという菌に感染して起こります。
症状は主に黄疸、嘔吐、下痢、口の粘膜の出血症状などがあり、出血型よりも重く、発病後、数時間から数日で死にいたるケースもあります。
レプトスピラ菌はネズミが一番の保菌者で、感染したネズミや犬などの尿から排出されます。
その尿に汚染された土や水に接触したり、汚染された食物を摂取することで人にも感染します。
 
《 罹りやすい犬種 》
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