巨大食道症
巨大食道症(食道拡張症)とは、食道の拡張と動きの低下を特徴とする症候群です。
後天性と先天性があります。
後天性は原因不明の場合と、他の病気と続発して起こる場合があります。
続発性の巨大食道症を誘発する病気としましては、筋肉と神経の病気があります。
先天性は特発性で、食道の生命力学的特性の異常と考えられています。
現段階では不明です。
症状として、食後から数時間で食べ物を吐き出します。その頻度はさまざまです。
誤嚥性肺炎を併発しているときには、発熱や呼吸困難が起きてしまします。
食べ物を飲み込むことが困難の場合は、体重が減少し痩せていき、さらに食道炎の併発により、よだれや食欲不振がみられることがあります。
また、吐いた時に嘔吐物を気管に吸い込んで肺炎を引き起こすこともあります。
生まれつき食道や周りの神経に異常がある場合が多く、子猫のときから食べ物をすぐに吐いてしまう子も中にはいます。