外耳炎

外耳道入り口付近や外耳道に炎症が起こっている状態のことをいいます。
かゆみのせいで頻繁に頭を振ったり、耳を柱に擦り付けたりとした落ち着きの無い態度や、外耳道が赤く充血している場合は気にして見るようにしましょう。
多くの場合、耳の掃除を行わず、耳アカをためてしまうと耳アカに細菌感染したりして発症します。
掻いてしまうと炎症は悪化し、痛痒くなりさらに掻きむしるという悪循環に繋がってしまいます。
掻きすぎて耳の穴が腫れて穴がふさがってしまったり、耳の皮膚から出血してしたりします。
また、耳たぶが内出血してしまい、耳が膨らんでしまうケースもあります。
外耳炎の診療で非常に大切なことは、耳の穴以外の場所を調べることです。
耳道の病変のほか鼓膜の状態や、中耳炎の存在も確認する必要があります。
外耳炎の診療に内視鏡を用いると鼓膜や耳道をこれまでよりもはっきりと観察でき、これまでよりも耳鼻科領域の処置をより確実に行うことができるようになってきています。
 
《 罹りやすい猫種 》
長毛種の猫