《 特徴 》
パピヨンはフランス語で蝶を意味します。
耳が蝶の羽のように見えることからこの名前になったようです。別名英語でバタフライ・スパニエルと呼ばれます。
祖先犬はスペインのスパニエル種だといわれています。
16世紀のフランスでルイ14世時代にマリーアントワネットや宮廷の貴婦人たちに可愛がられました。パピヨンは見た通り体が小さく繊細で優美な雰囲気を持っています。
その名の通り蝶のような耳が特徴で、トイ・サイズの犬種の中では最も従順で賢く順応性があります。
小型犬ながら大胆で勇敢な面もあり自己主張も強い反面甘え上手でもあります。
容姿は優雅で美しく、被毛は中くらいの長さの豊富なシングルコートです。毛色は白地にはっきりした色斑が入るパーティー・カラーで、耳や目の周りに
模様があり、ブレーズが白く抜けるのが良いとされます。
初期のパピヨンは耳が垂れていましたが、何かのきっかけでピンと立った耳を持つパピヨンが生まれました。
垂れ耳タイプも、立耳タイプも同じパピヨンから生まれることがあります。
アメリカでは垂れ耳タイプをフランス語の蛾という意味の「ファレーヌ」と呼んでいます。