《 特徴 》
ペキニーズは、中国のラマ教と深い関わりがあり、東洋美術に描かれている狛犬は、高貴なものの象徴とされる獅子に似た外貌をしています。
ペキニーズはそれを強調するために交配が行われ、その容貌から獅子犬と呼ばれたり、中国の皇帝たちが袖に入れて可愛がっていたことから袖犬とも呼ばれ
ました。
1860年にアヘン戦争の戦利品中に5頭のペキニーズが含まれていました。そのうちの1頭はビクトリア女王に献上され、それをきっかけに注目の的となり英国での交配の歴史が始まりました。
被毛は長くて柔らかく、耳、胸、大腿など体のいたるところに長くて豊かな飾り毛があります。特に首のタテガミは大変豊かで、肩の外まで広がっているのも特徴です。
毛色はさまざまですが、斑が片寄るものは好まれません。
性格は犬よりも猫に近く、家族には忠実ですが独立心が旺盛で、頑固な面があり、感情をあまり表には出しません。
どちらかといえば動きも鈍く、それほどの運動能力もありませんが、たまには散歩に連れ出しいっぱい運動をさせてあげるとストレスの解消になるでしょう。