《 特徴 》
『ミニピン』の愛称で呼ばれるミニチュア・ピンシャーはドイツで小型が進められたといわれています。
よく似た犬種であるドーベルマンよりもその歴史は古く、ネズミや害獣の駆除や番犬として使われてきました。
ミニチュア・ピンシャーは短毛のジャーマン・ピンシャーとダックスフンド、イタリアン・グレーハウンドを掛け合わせて作られたといわれています。
これらの犬種が持っていた特質が引き継がれ、1800年代後半には、さらに小型化を目指した時期がありましたがその後、優美さと健全な肉体を重要視
した交配が行われました。
光沢のある短い被毛はブラック・タン、チョコレート・タン、レッドの3種類です。手入れはほとんど必要なく、時々のブラッシングで充分です。
小型ですが均整のとれたバランスのよい体形をしています。顔立ちも含めドーベルマンを小型にしたような容姿が特徴です。
尾は通常短く断尾されるのが通常です。また耳も3カ月程度で断耳されて立耳に整えられますが、最近、ヨーロッパでは断尾、断耳は禁止されている国が
多くなっています。
性格は勇敢で遊び好き、仲間意識が強く、他人には無愛想で、侵入者に対して攻撃的なところから番犬として優れています。
乱暴にされると攻撃的になるので小さな子供の相手には向きません。