子宮蓄膿症
子宮の内部に膿が溜まる病気です。
通常は5歳以降に多くみられますが、若年層でもこの病気にかかることはあります。
高齢のメス猫で食欲がない・元気がない・水を沢山飲んでいる・陰部から膿・出血が出ていれば子宮蓄膿症を疑って下さい。
発情後に細菌が子宮内に入り込んでしまい増殖して起こる事が多いです。
特に卵巣のホルモン分泌バランスが悪いと起きやすくなります。
主な原因はサルモネラ・大腸菌・ブドウ球菌などによるもので、多量の膿がたまった場合、腹部が膨らむこともあり多くの症例で多飲多尿が見られます。
子宮が破れて腹腔に細菌が漏れ出た場合、腹膜炎をおこし、短時間で死に至ります。