《 特徴 》
古代エジプトの王家の犬やコーランにも登場する犬として昔から飼われた犬です。
その名前の由来は滅亡したアラビアの都市サルクにあるといわれています。ルーツは紀元前7000年ごろまでさかのぼると考えられていて、全犬種中最古の歴史を持つといわれています。
北アフリカから中東の砂漠地帯を猟場としていた遊牧民の猟犬として活躍していたようです。
運動能力に優れた体型は、優美で均整がとれ、細身の体に長い脚、柔和な顔立ちからは想像できないほど砂漠の猟犬として頑健な肉体の持ち主です。
性格は優しく利口で、飼い主にとても忠実です。穏やかで人に対する愛情も深く手のかからない頑健な犬ですが、猟犬としての習性で目標物を見つけると
すべてを忘れて走り出すという事もあります。
被毛は滑らかで柔らかく絹糸状ですが、手入れは楽です。もともと長距離走者なので長時間走り回ることによってストレスの発散になります。運動不足に
なると肥満しやすいタイプなので飼い主の体力も要求されます。
サルーキは食べ物に対して、神経質で好き嫌いが激しいようです。理想体重でもスリムな体つきから食餌不足と思いがちになるほどです。