《 特徴 》
シェットランド・シープドッグの祖先犬は、コリーやボーダー・コリーの祖先でもある英国北部スコットランド地方で飼育されていた牧畜犬といわれています。
これらの牧畜犬の中でシェットランド諸島で発展した小さなコリータイプの犬がシェットランド・シープドッグの起源だといわれています。シェットランド諸島は作物が育ちにくく、それを糧にする家畜は必然的に小型になっていき、牧畜作業を手伝う犬も小型になりました。
シェットランド・シープドッグは小さい体にもかかわらず、何でもこなせる万能の農場犬として重宝されました。賢くてしつけやすい素直な家庭犬として愛されています。
運動と遊びが大好きで飼い主をとことん愛する一方でこまやかな愛情と気配りを求めます。動きが機敏でスタミナもありますが性質は穏やかです。
被毛は短く密集した下毛とまっすぐで硬く長い上毛の二重構造になっています。胸と尻尾はフサフサとした豊かな飾り毛が見られます。
基本的に精力的な犬種ですが、運動量としては毎日の散歩や短めのジョギング、活動的な遊びやトレーニング程度で充分といえます。