シェットランド・シープドッグ
     Shetland Sheepdog    


 原産国         英国(スコットランド)
 起源            1700年代
 寿命            12~14年
 体重            8~9kg
 体高            35~37cm
 
《 特徴 》
シェットランド・シープドッグの祖先犬は、コリーやボーダー・コリーの祖先でもある英国北部スコットランド地方で飼育されていた牧畜犬といわれています。
これらの牧畜犬の中でシェットランド諸島で発展した小さなコリータイプの犬がシェットランド・シープドッグの起源だといわれています。シェットランド諸島は作物が育ちにくく、それを糧にする家畜は必然的に小型になっていき、牧畜作業を手伝う犬も小型になりました。
シェットランド・シープドッグは小さい体にもかかわらず、何でもこなせる万能の農場犬として重宝されました。賢くてしつけやすい素直な家庭犬として愛されています。
運動と遊びが大好きで飼い主をとことん愛する一方でこまやかな愛情と気配りを求めます。動きが機敏でスタミナもありますが性質は穏やかです。
被毛は短く密集した下毛とまっすぐで硬く長い上毛の二重構造になっています。胸と尻尾はフサフサとした豊かな飾り毛が見られます。

基本的に精力的な犬種ですが、運動量としては毎日の散歩や短めのジョギング、活動的な遊びやトレーニング程度で充分といえます。
 
《 出産と子犬 》
5頭前後の子犬を産みます。
子犬は比較的育てやすい犬種です。
 
《 かかりやすい病気 》 
皮膚疾患、外耳炎、てんかんやコリーアイ、白内障などの目の病気に注意しましょう。また股関節形成不全、聴覚障害などもたまにあります。
フィラリア予防の際、イベルメクチンを投薬すると命にかかわることがありますので要注意です。
その他、マール(黒の斑点や縞模様の入った灰色の毛)同士の交配は、遺伝的に問題のある血統が生まれやすいので避けたほうが良い。