口内炎

口腔内の粘膜に炎症を起こした場合を口内炎といいますが、厳密には歯肉炎とは区別されます。
口腔粘膜が炎症を起こすのは歯石・歯の残根や破折の放置・歯垢の蓄積・免疫機能障害・全身性のウイルス感染症・その他の全身性代謝疾患などが
要因として考えられています。
ウィルス感染の証拠もなく、歯石・歯垢の蓄積も軽度で残根や破折歯が認められないにも関わらず、歯肉と口腔粘膜の両方に強い炎症を示す病態を
難治性口腔炎と呼んでいます。
症状は、粘膜・歯肉が赤く腫れ、場合によっては出血もあります。
非常に強い痛みで、食事を食べれなくなったり、よだれがひどく垂れ、口臭が強くなってしまいます。放置すると貧血や脱水、栄養障害で体が衰弱して
しまいます。
炎症がひどくならない内に動物病院で検査を受けることを勧めます。
また炎症を起こした部分から細菌が入ってしまうと、別の病気の引き金にもなります可能性もあるので、注意が必要です。
 
《 罹りやすい猫種 》
特定猫種なし