ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
  West Highland White Terrier  


 原産国          スコットランド(英国)
 起源            19世紀
 寿命            12~14年
 体重            7~10kg
 体高            25~28cm

 
 
《 特徴 》
通称ウェスティと呼ばれるこの犬はコンパクトな体型で腰部が短いのが特徴です。
ウェストハイランド・ホワイトテリアはケアーン・テリアの変種である白色犬を特別改良したものです。もともとキツネやアナグマなどの害獣捕りに活躍して
いたテリア種はそれぞれ異なる特徴を持ちながらもすべて同じ犬種としてみなされていました。しかし同じスコットランドでも行き来のない島々で独自に発展
していったテリア種たちは、被毛のタイプや毛色で分類しながら交配され、それぞれの犬種の特徴を残しました。
最初に注目されたのはE.D.マルコム大佐という人が繁殖させた短い脚のホワイト・テリアでした。1907年、当初はボルタロッホ・テリアと呼ばれ、その後ローズニース・テリアとなり1909年に現在のウェストハイランド・ホワイトテリアに落ち着きました。
その後ショー舞台や家庭犬として最も人気のあるテリア種のひとつになっています。

性格は好奇心が旺盛で活発で、独立心が強く頑固な面も持ち合わせていますが、愛情深い性質を持っています。時々吠えたり、地面に穴を掘ったりする傾向が
あります。
 
《 出産と子犬 》
3頭前後の子犬を産みます。
大きさはまちまちで生まれたては鼻がピンク色をしています。
 
《 かかりやすい病気 》 
レッグペルテス病やアトピー性皮膚炎、脂漏症などの皮膚病にかかりやすい傾向があります。
また白内障や角膜炎などの目の病気もよくみられます。
その他として頭蓋下顎骨症、膝蓋骨脱臼などに気をつけましょう。また聴覚障害もたまにみられます。