《 特徴 》
究極のショードッグといわれるワイヤー・フォックス・テリアはもともとキツネ狩りを得意とする狩猟犬でした。
フォックステリアには滑らかな短毛のスムース・タイプと針金のような剛毛のワイヤー・タイプがあります。この2種類の犬種はそれぞれ異なった背景が
あります。
ワイヤー・フォックス・テリアはウェールズのラフ・コーテッド・ブラック・アンド・タン・テリアから派生しているといわれています。ドッグショーでは
スムース・フォックス・テリアよりも20年ほど遅れてデビューしましたが、第一次世界大戦後に大変な人気が出ました。
2種類の犬種は異種交配をされ、白い被毛部分を持った、より美しいワイヤー・フォックス・テリアが誕生しました。
性格的には冒険心が旺盛で、活発に動き回ることが好きで、獲物を追いかける狩猟犬の本質が残っています。社交性には優れていますがよく吠えることも
ありますのでしつけをしっかりすることが重要です。
密生した被毛は針金のように硬いダブルコートで上毛は縮れていることもありますが、ショーにおいては巻き毛でない方が好まれます。
毛色は白地にブラックまたはタン、もしくはブラック&タンですが白一色もあります。ブラッシングは重要ですので丹念に行いましょう。
元来狩猟犬ですから運動量は豊富で、毎日の運動が不可欠です。